赤ちゃんが生まれた!初対面の感じはどうですか?
まあ正直言って「かわいいな」と思えなかったらちょっと周囲の大人とは意識のずれのため
おいてけぼりを食ったような感じでちょっと苦しいかも。でも意外とそういう男性も多く
反対にめちゃくちゃかわいく思える人も、これまた多くどっちになっても、
結局、毎日、いろいろな形で接しているうちに、大体が「めちゃくちゃカワイイ」になるものだ。
安心して。おそるおそるわが子を腕に抱きとった瞬間に、いろいろな思いが交錯するようです。
「こんな俺でも親になれたのか、本当に最後までやり通せるのか」
「将来尊敬されるような親になりたいな」
「惜しい命でもなかったが、こいつが育つまでは死ねないな」
それまで考えもしなかった「戸主」の責任を感じたという人もいるし、
中抜きして20年も先がチラつく人もいて、おそろしいくらい観念的な人もいる。
口では「かわいい」と言いながら、サルだ、ブスだと冷静に観察しているパパも多いはずです。
とすると、これから始まる子育てでおこる両親間の感情の行き違いや対立、
価値観や言動のギャップって、すでにこの瞬間から始まっているわけだ。
| 生まれたての赤ん坊ってこんな感じ | |
| 頭 | てっぺんの大泉門が開いている |
| 手 | 基本ポーズは握りこぶし |
| おしり | 蒙古班(青あざ)がある |
| 足 | 偏平足スタイル |
| 色 | 赤みをおびたピンク色 |
| その他 | 四頭身ポーズ |
| 腕はW型、脚はM型に曲げているのが自然体 | |
| 構成 | 体の70%は水分産道で押しつぶされるので、顔や全身に打ち身のような赤いあとがあります。ひしゃげた顔は、翌日にははれがひいて、退院のころにはかわいくなります。 |
| [原始反射] | |
| 自分の意志とは無関係に、刺激に対して反射的にする動きのこと。数か月に自然に消えていきます。 | |
| モロー反射 | ピクンピクンって動く |
| 吸てつ反射 | 何でも吸い付く |
| 把握反射 | 何でも、つかもうとする |
まあ色々と大変なダンナ様だけど、もうひとつ注意してほしいのが、入院中の妻と赤ん坊には 足しげく通って面会してあげたい。出産がすむと安心のあまり、母子の世話は病院にまかせっきりで、 退院まで面会に来ない新米パパも多い。やっと山場を越えたと思う気持ちもわかるけど、奥さんは出産直後は 出産という大事業を終えて心身ともにヨレヨレになっていることも考えられます。 里帰り出産では物理的に無理かもしれませんが、急速に母親に変貌する妻に負けないように、 父親になっていく第一歩を踏み出して遅れをとらないようにしたいもの。新米ママはたいへんで、 産後1〜2日は10か月間プラス分娩の疲労(分娩に消費するエネルギーは富士登山に匹敵するという説も)が どっと出てくるところ。また、それまでホルモン分泌を一手に引き受けていた胎盤が急に外に出たために、 体のホルモンバランスが一時的に狂ってきます。妊娠前のように卵巣が働き出すまでの間は、 自律神経失調になって、心はどうしようもなく不安定になってる。普段通りのやさしい接し方が、 とりあえず新米ママの気分を安定させ、ひいては母乳の出をよくしてくれます。 あまり気を使いすぎるのも負担になってはいけないので考え物だけど、常にサポートしているよという 意識をもたせて上げられたら、新米パパ、合格かな。 出産直後の1か月間は心も体も、いつもの奥さんではないという意識を少しだけ持って接してあげてください。
会陰切開後の痛み、後陣痛、母乳マッサージなど、産後もたいへんらしい。痛いのは陣痛だけと思っていたのが甘かった! (ま、その痛みも男性には分からないけどね)また分娩のクライマックスに、会陰(膣口の周辺)の伸びがよくないと 切開してあとを縫合しますが、麻酔が切れるとズキズキと脈打つように痛みます。動いても歩いても、座っても痛いから、 出産翌日くらいに奥さんのきげんが悪かったから、このせいかもしれない。人工的に切った場合は2〜3日で痛みはひきますが、 自然に破れたり、膣の内部まで裂けていると、傷口の治りも悪いし、痛みも残ります。 後陣痛は産後すぐに胎盤を出すために子宮が収縮しておきます。こののち毎日子宮は少しずつ縮まっていって、 退院のころには出産直後の2分の1になり、1か月目にはほぼ正常の大きさに戻ります。 この縮む際におきるしぼるような痛みも、産後を悩ませます。おっぱいが張ってくる痛みも初めのうちはつらいもの。 乳頭がつまっていたり、赤ちゃんがうまく吸ってくれないと、しぼっても母乳は勝手にたまるから、おっぱいが岩のようにパンパンに張って痛い。出口を開けるために母乳マッサージをしてもらうのも痛い。 ひたすら搾乳するためにアザはできる、手首は腱鞘炎になるで、イテテ……。産後も痛くつらい日々がしばらくは奥さんを 待ち受けているので、その辺も少し頭において、もう少しの間は、気まぐれ奥さん、わがまま奥さんを許してあげる気持ちで!
おっぱいが出ないなんて、母性愛が足りないんじゃないの?
お答えします
こういう無知なダンナ様はいけませんね。心身ともに疲れ切った状態ならば、
おっぱい製造用のホルモンは分泌されにくいのですよ。
母親が妊娠中から体力をつけ、
出産後も心豊かに過ごせる環境作りをちゃんとしていたら、出やすくなる。
ということは、出ない場合はダンナ様にもちょっと責任があります。
母性愛というより父性愛の問題になりかねませんので、あまり軽率には言わないように。
もし出ないときは医師と相談をして、ミルクで補いながら
母体の回復を見守ってあげて下さい。
少しでも休ませるためには、口先だけで文句言わずに、
どんどん手を出して実質的に休めるようにしてあげて。
出生届け、会社への届けはきちんとやって下さい。最初の父親の「親らしい」仕事。新しい家族が増えるときは、 公私ともに届けやあいさつが必要になってくるもの。出生届けは最寄りの市町村区役所へ。 持っていくのは夫や親族でなくてもかまいません。用紙は産院で用意されていて、 いつどこで生まれたかを医師や助産婦が証明したものに、父母の名前や本籍地、赤ん坊の名前を書き足します。 本籍地には最寄りの役所から通知がいきます。勤務先(共働きなら奥さんのほうにも)の総務にも 赤ちゃん誕生を知らせ、健康保険や扶養家族手当てなどの事務的な手続きをしてもらいます。 社内報に載ったり、同僚や雇用者からのお祝いを受けることもありますから、 父親の誇りをこめてお礼を言えるようにしたいね。日本の社会では、まだまだ「子を持って一人前」の 古い思想が残っているから、親の自覚は社会人としての評価につながって信用にも影響がある。 遠くの親戚より近くの他人のたとえどおりで、近所の人に出会ったらひとこと、 誕生の報告と、夜泣きなどで迷惑をかけるかもしれないのでよろしくくらいの口上は言っておこう。 仲のよい友だちや親類には電話で連絡を。出産祝いの催促のようにとられかねない相手には、 少し時間をおいてから写真つきのはがきかカードを送ろう。祝いのお返しもこれまた悩むところだが 事前に奥さんと話し合って決めておくと、後は発送作業だけなのでダンナ様にもできるかな。 ただ不妊に悩むカップルには、出会ったときに軽くか、簡単な報告をして済ませよう。
奥サンのありがたみが分かることのひとつに、入院中の家の状態があるのでは? 奥さんも病院で検温、検尿、傷口の消毒、母子同室であれば泣かれるたびに、 そうでなくても3時間おきに授乳があります。その他産褥体操をしたり、母乳マッサージをしたり、 沐浴やミルク作りの講習を受けたりといろいろがんばっているはず。 5〜7日間の入院では切開の傷口がふさがって、痛みがとれるくらいまでの回復状態。 悪露という出血が止まるのも、傷だらけになった膣や会陰が治るのも、ゆるんだ骨盤が元に戻るのも順調にいって3週後。 「床上げ20日」の言い伝えはほんとうで、1か月検診で子宮が元の大きさに戻っているのを確認されるまで、 大事をとらなければいけません。なので、もうすぐ帰ってくるからと家事の多くをやり残してしまうと 帰ってきてからもしばらくは、そのひどい状態のままになってしまうこともある。 そこで「もう退院したんだから、やれよ」なんてことは思っても言っちゃまずい。 奥さんの「私は私で大変だったのに」という気持ちの問題もあるが、体のことがあるので、 今しばらくの我慢!!先に帰ってくる前に「どう?綺麗にしてるだろ?」というくらいで 迎え入れてあげよう。そうすれば奥さんも素直に「ありがとう」って思ってくれて、 家事復帰の時期も早まってうまく収まること請け合い。
| 退・院・後・の・過・ご・し・方 | |
| 産後2週まで | @ 時間を見つけて、ひたすら横になる、眠る。 |
| A 授乳とおむつ替えはしていい。 | |
| B 家事はほとんどしない→手伝いの人か夫がする。 | |
| C階段の昇り降りはしない。 | |
| 産後3週ころ | D疲れたら横になって休む。 |
| E沐浴の手伝いをする。 | |
| F重たいものは持たない、仕事でなければ家事を少しずつする(いきなり3食作るなんてダメ)。 | |
| 産後4週ころ | G近所なら買い物に出てもいい。 |
| H手抜きをしながら家事をする、重労働はダメ。 | |
特に1歳までの子育ては相手が身体上、か弱なだけにあれこれ心配しすぎたり悩んだりしてしまうかも知れないが いろいろなハードルを乗り越えてこの世に出てきた赤ちゃんは、最低限のサポートがあれば十分成長できます。 これから社会で生き抜いていくための素質を備えた生命力豊かな人間ですから! 当然、おなかがすいた、おしりが気持ち悪い、暑い、寒いなどどんな要求でも出してきます。 とにかく「おんぎゃーおんぎゃー」と泣いて、その意思を伝えようとしてくるので、こちらも、その意図をくむことに意識を 集中させなければならないのです。慣れてくれば、無く時間帯や状況、泣き方などで、その要求の内容が分かるようになって、 ちょっと楽しくもなるかも。最初は0歳台の赤ちゃんは、歩かない、言葉はしゃべらない、 おとなと同じ食事はできないで、まるで人間の生活をまったく知らない生物が突然わが家にホームステイに現れたようなものという意識を持って望んだほうが腹も立たずにいいかもしれない。 何から何まで、一から教え、何度も繰り返し、ときには横暴さに耐えて、じっと心と体の成長を待つしかありません。 何でもすぐに結果を求める現代社会では「待つ」ことは相当の忍耐がいることでしょう。その、せっかちさは 対赤ちゃんの時だけは置いておいて、「Good Things Take Time(本物は時間が掛かる)」というスタンスで、 いらいらしたり、腹が立っても心の中でGTTTと唱えて平常心を持ち続けよう。もちろん最低限、赤ちゃんを飢えさせない、 不潔にしない、不健康にしないという最低限の親の役割を全うするだけでも大変なこと。先輩たちには分かってる。 だから弱音を吐かず、愚痴を言わず、本当の愛情を持って我が子を包んでほしい。 おむつ替えや沐浴のケア、予防接種や病気看護など詳細については情報が充分にあるはず。分からなければ専門家にも 聞いてもらって、「習うより慣れろ」というスタンスでパパ1年生をやっていきましょう!